月次決算を早める ― 締めが遅い会社が最初に見直すこと
月次の数字が出るのが翌月の20日を過ぎてしまう。数字が出たときには、もう次の月の半ばになっている。こうした状況では、数字は「過去の記録」にとどまり、経営判断には使えません。
月次決算が遅くなる会社には、実は共通する原因があります。まずはそこから見直すのが近道です。
月次決算が遅くなる、4つの原因
- 資料の回収が遅い:請求書・領収書・通帳のコピーなどが、月末を過ぎても揃わない
- 締めのルールが曖昧:いつまでに何を提出するかが決まっていない
- 月末に処理が集中する:売掛・買掛・経費の整理を、月末にまとめて行っている
- 担当者が1人に偏っている:その人が休むと、経理が止まってしまう
最初に見直したい3つのこと
1. 資料の提出期限を決める
「毎月5営業日までに、前月分の資料を揃える」のように、期限を明確にします。期限が決まるだけで、回収の遅れは大きく減ります。
2. 完璧より、早さを優先する
細かい金額が確定していなくても、概算で計上して数字を先に出し、翌月に精算する方法があります。月次決算の目的は、正確な申告書を作ることではなく、経営判断に使える数字を早く出すことです。
3. 見る数字を絞る
最初からすべての数字を見ようとすると、締めが遅くなります。まずは「売上」「粗利」「人件費」「現預金」の4つに絞って、毎月同じ形で確認してみてください。
まとめ
目安としては、月末から10営業日以内に数字が出る状態を目指します。会社の規模や業種によって、最適な進め方は変わります。月次決算の整備についてお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
